マッドマックスシリーズ最新作「マッドマックス:フュリオサ」を観た
2015年に公開された映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のスピンオフ作品にあたる、現在公開中の「マッドマックス:フュリオサ」を観た。
前作「怒りのデス・ロード」は、大ヒット! とまではいかないけれど、おそらく誰も予想できなかったくらいの興行収入を達成した異例の作品。あんなもの誰が観るんだ? あれのどこがおもしろいんだ? と思わせる映画だった。私もご多分に漏れず、公開中はいぶかしげに思って敬遠していたのだけれど、思ったよりヒットして話題になっているのを知って、あとからようやくDVDで観たのだ。
観たけれど、当時はやはりそれほどおもしろいとは思えなかった。その「怒りのデス・ロード」に登場し、主人公のマックスと共闘した女性隊長のフュリオサに焦点を当てたアナザー・ストーリーが「マッドマックス:フュリオサ」だ。隻腕の大隊長フュリオサ誕生までの経緯が描かれている。個性的なキャラ、迫力の戦闘シーンは、「怒りのデスロード」に引き続き健在だ。
個人的な感想として、「怒りのデス・ロード」や「フュリオサ」は単体で観るとそれほどおもしろくないけれど、セットで観るとおもしろいかもしれない、ということ。公開順では「怒りのデス・ロード」→「フュリオサ」の順だが、時系列では、物語が時をさかのぼっているので「フュリオサ」→「怒りのデス・ロード」の順だ。ただ、どちらを先に観ても楽しめると思う。少なくとも私は、もう一度「怒りのデス・ロード」を観たくなった。
初代「マッド・マックス」が公開されたのは、1979年のことだ。もう、かれこれ45年の歴史がある。「マッドマックス:フュリオサ」はどう見ても若年層~中年層をターゲットにしているように思えるのだが、実際、劇場ではわりと高齢な方も多く見かけた。あれだけ幅広い年齢層の集客ができるのは、そういった長い歴史があるからかもしれない。
写真は、GRⅢのワイドコンバージョンレンズのテストで撮った、長崎港ターミナルビル(通称、ビッグビット)。お気に入りの建物なので、当サイトでは度々登場している。GRでも美しく撮れた。
2024年4月某日撮影